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  • 執筆者の写真ひろみ 藤井

分科会:レズビアン・バイセクシュアル女性の健康



セクシュアルマイノリティと医療・福祉・教育を考える全国大会2021の分科会にて、藤井ひろみが登壇いたします。是非ご参加ください。お申し込みはこちらからどうぞ。(12/1より)


「レズビアン・バイセクシュアル女性の健康ー医療者に知っておいてほしいこと・当事者が知っておくとよいこと」

2021年1月9日(土)10:30~12:00 オンライン


【内容】

ミソジニーが強く、女性が尊重されにくく、ジェンダーギャップの大きな社会にあって、愛情や尊敬を女性に注ぐレズビアンや、女性をパートナーにしたバイセクシュアル女性の、生きづらさと心身の健康の維持がいかに危機にさらされるかを、当事者、医療従事者、研究者として、強く感じてきました。そこでこの分科会は、日本でいまだマイノリティであるLGBTQs、特にその中で医療や健康課題を見過ごされやすい女性である、レズビアンやバイセクシュアル女性の健康を追求していくための、きっかけの一つとなることを、目指しています。


病の治療や癒しのための看護やケアの過程は、クライアントとケアギバーの相互の参加を特徴とすると言われています。が、セクシュアリティを公にすることも、カミング・アウトしても真っ当な理解が得られないことも多い中、レズビアンやバイセクシュアルの女性はどのように、健康を維持・増進していく内なる力を活かしてきたのでしょうか? このことを、看護やケアに関わる保健医療従事者や、支援者は、もっと知りたいと、感じてほしいと思います。


異性愛ではない多様な女性にとって、医療を受ける際に癒しを得ることやサバイバルの方略は、どのようなものなのでしょうか?あるいは、レズビアンやバイセクシュアル女性に対してのみならず、多様な人々に対し平等にケアを提供する環境を実現するとは、どのようなことなのでしょうか?同性愛も両性愛も、健康障害ではありません。にもかかわらず、レズビアンやバイセクシュアル女性は、異性愛の女性と比べて、同じ程度の健康レベルを維持するのに、同じ程度のコストを支払うだけですんでいるのでしょうか? 

こうした問いを考え、調査や研究について知り、意見交換したいと思います。



【メッセージ】

発表者(企画者)は、助産師として現場で働き、現在は看護と助産学の教育者・研究者として働く、バイセクシュアル女性です。『レズビアンヘルスと看護研究』(2020晃洋書房)という自著の内容も紹介しながら、現場でのことからSOGIに関わる政策提言まで、思うところをお話ししつつ、皆さんの考えや経験とも相互に知恵を分かち合えればと思います。女性としてのジェンダーを生きる人、生きてきた人、レズビアン、バイセクシュアル女性の、参加を歓迎します。そして保健医療従事者やその卵の皆さんの参加もこのテーマに「ピン!」ときた人で話し合いましょう。

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